平成16年6月発行 第74号


☆☆☆ トピックス ☆☆☆
〜経営は変化対応業〜 羽島商工会議所副会頭 高島 保雄
通常議員総会のご案内
繊維加工・卸部会総会を開催
繊維工業部会総会を開催
会費納入のお願い
外国人労働者の適正な雇用・労働条件の確保と不法就労防止に理解と協力を
人を活かすコーチング
     〜「フィードバック」で自分の行動を振り返る相手に直接聴いてみよう〜
大賀ハスまつり開催
源泉徴収税の納付月間です 〜7/12まで相談窓口を開設〜

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〜経営は変化対応業〜 羽島商工会議所副会頭 高島 保雄
 日頃は羽島商工会議所の活動に多くのご協力、ご支援賜りまして、誠にありがとうございます。当会議所タイムズから紙面をいただきましたので、拙文を書かせていただきました。ご講評いただければ幸甚です。

 ― レコード針 ―
 随分以前の話ですが、LPレコードのステレオが大ヒットした時代がありました。
 レコード盤をレコード針で演奏して音の出るクラシックタイプでした。間もなく単なる針ではなくて「ダイヤモンド針」が考案され、高価な値段でしたが爆発的に売れました。
 次に磁気録音テープが登場することによって、LPレコードは終焉しました。それにつれてダイヤモンド針も市場から姿を消しました。
 それまでダイヤモンド針を市場に供給していたトップのメーカーは、一瞬のうちに販売量が激減してしまいました。しかしその会社は、磁気テープ時代へ転換することができませんでした。結局、ごくわずかのレコードマニア向けに細々と製造を続けることしかできなくなってしまった、と当時の重役が言っておられたのを記憶しています。

 ― ゆで蛙現象 ―
 私達はレコード全盛時代を通り抜けた世代ですが、磁気テープへの変化は非常に急ピッチだったような気がします。 経営がむつかしいのは、環境が厳しくなっても、現在の業態が終焉するのか、あるいは一時的な現象で元に戻るのかが、わからないことです。 気がついた時には「時すでに遅し」と手遅れになってしまうことです。後解釈ではどのようにも解説できますが。 ご承知の方もおありでしょうが、蛙を熱い湯の中に入れれば蛙は驚いて飛び出し、火傷はするけれど死ぬことはない。しかし冷たい水のなべに蛙を入れて徐々に加熱すると、蛙は熱くなったことに気付かず死んでしまう、という例え話があります。

 ― 先見性 ―
 将来への先見性は、何によらす大切なことで、ことに企業経営にとっては欠かせないことです。 ずっと以前ですが、私共の業界で、一流大学を卒業した若手経営者がいち早く工業の機械化、自動化を取り入れて、時代の先端を行くすごい会社、と評判になった会社がありました。 結局その会社は投資過剰で行き詰まってしまいました。
 時代を先取りし過ぎてしまったのでしょう。先見性イコールリスクで、リスクを避けることはできません。 創業者利潤を得るためには、進路を選定して設備投資も行い、長期間かけて費用回収します。 それも、時代の変化によって市場から退場のはめにならないうちに、という条件付きなのです。 『経営とは変化対応業である』と言った人がいますが、まさに至言と思います。変化のスピードは速くなる中、ますます変化を見極める重要性は高くなる一方です。

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通常議員総会のご案内
 第15回羽島商工会議所通常議員総会を次の日時で開催致します。
常議員・議員・監事の皆様方は、是非ともご出席いただきますようお願い申し上げます。

日 時  平成16年6月21日(月) 午後4時より
場 所  フォロ・ロマーノ 

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繊維加工・卸部会総会を開催
 繊維加工・卸部会(部会長 青木貞夫)では、5月25日(火)ターミナルホテルフォロ・ロマーノにおいて総会を開催しました。 総会では、平成15年度事業報告及び、平成16年度事業計画について審議、原案通り可決いたしました。 総会終了後、(株)十六銀行営業支援部法人業務グループ主任調査役の長崎隆氏を講師に迎え、『日本経済は中国に勝てるか』と題し、講演会を開催しました。 中国は、テレビや繊維製品等に関して世界一位の生産量を誇っています。技術力が低いと思われていましたが今は侮ることができないレベルにあります。 また、今後もWTOへの正式加盟などによって成長を続けると予想されます。
 しかしながら、「世界の工場」と呼ばれる現在の中国はいまだ「工場」であり、安い労働力による中国製品を「脅威」として捉え続ける必要はないと思われます。
 日本の製造業は中国の影響を避けることはできないでしょう。しかし、中国と「共存」していくことがお互いの成長につながると思います。と、今までの経験を踏まえた講演を拝聴しました。 講演会終了後、講師の長崎氏も同席し懇親会を開き、会員同士親睦を深めました。

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繊維工業部会総会を開催
 繊維工業部会(部会長 岩田健児)では、5月26日(水)に毛織会館において総会を開催しました。 総会では、平成15年度事業報告及び、平成16年度事業計画について審議、原案通り可決いたしました。 総会終了後、中小企業診断士の澤芳美氏を講師に招き、『複眼思考のすすめ〜勝ち残るためのモノの見方考え方〜』と題し講演会を開催しました。 一つの視点からの見方だけではなく、複数の視点から物事を見る、考えることが今後の経営に必要になると思います。と、おとぎ話法や疑問法といった先生独自のトレーニング方法を紹介して頂きながら楽しい講演を拝聴しました。
 講演会終了後、会場を吉川家へ移し講師の澤先生も交え懇親会を開催、親睦を深めました。

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会費納入のお願い
 平成16年度羽島商工会議所会費納付書を6月15日に送付致しますので、納付していただきますようお願い致します。
  
 ― 納付方法 ―
 納付通知書を市内金融機関(手数料不要)又は、本所窓口へお持ちいただき納付をお願い致します。

 ― 納付期限 ―
 平成16年6月30日 

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外国人労働者の適正な雇用・労働条件の確保と不法就労防止に理解と協力を
 
 
        6月は外国人労働者問題啓発月間です!

  1. 外国人の方を雇い入れる際には就労可能な在留資格であるかどうかを確認する必要があります。(在留期限を経過した者、又は観光目的などの「短期滞在」の在留資格で入国した者を雇用すると「不法就労助長罪」の対象となります)
  2. 外国人を雇い入れる場合はハローワークをご利用ください(岐阜、大垣、多治見の各ハローワークではポルトガル語の通訳を配置し、求職者サービスに努めています)
  3. 外国人労働者にも日本人と同様労働関係法令が適用されます。
  4. 外国人労働者を雇い入れる際には、雇入通知書を交付するように努めてください。(雇入後に労働条件をめぐるトラブルが発生することのないよう、賃金・労働時間・休日など主要な労働条件について理解してもらうことが重要です。)
  5. 外国人を雇用する事業主は、毎年6月1日時点の外国人労働者数などについて7月15日までに管轄の公共職業安定所長へ報告を行ってください。

    なお、「外国人労働者雇用状況報告書」の用紙請求、ご不明の点についてのお問い合せはハローワーク岐阜(058―247―3215)までお願いします。

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人を活かすコーチング
     〜「フィードバック」で自分の行動を振り返る相手に直接聴いてみよう
 もし、あなたの背中にシールが張ってあったとしたらどうでしょうか。あなたは自分でそれに気付くことはできません。しかし、周りにいる人はすぐにシールに気付くでしょう。そして、それを誰かが教えてくれなければ、あなたはずっとシールを背中に張ったままで町を歩くことになってしまいます。
 同じように、自分が人にどういう影響を与えているのかをいくら自問自答しても、自分でその答えを見つけることはできません。それを知るためには、相手に直接聞いてみること以外に方法はないのです。このことをコーチングでは「フィードバック」と呼んでいます。フィードバックは、自分が人にどういう影響を与えているかを知るための唯一の方法です。フィードバックがあって、初めて自分の行動を振り返り、行動を修正していくことができるのです。
 Aさんは、食品メーカーの営業部長です。営業マンとしての実績は非の打ちどころがなく、経験も豊富で、周囲から多くの期待を寄せられています。ところが話をよく聞いてみると、部下とのコミュニケーションがうまくいっていない様子なのです。Aさんにそのことを尋ねると、「なるべく時間を取って相談に乗るようにしています。部下とのコミュニケーションを大切にしているつもりなのですが・・・」という答えが返ってきました。
 私はAさんに対して「部下に自分のことをどう思っているか聞く」という宿題を出しました。Aさんは5人の部下を選んで、「私は上司として君からどう見えているのか、教えてほしい」と尋ねました。
 そうすると5人は口をそろえて、「話を聞いてくれない。相談すると、すぐにお説教される」と言われたのです。Aさんはがく然としました。にわかには信じられず、さらに5人を選んで聞きました。答えは全く同じでした。Aさんは優秀な営業マンとしての経験から、良かれと思って部下に対してアドバイスをたくさんしていたのです。ところが、部下にとってそれは、単なるお説教にしかすぎなかったのです。
 あなたも勇気を持って部下に聞いてみてください。「私を上司としてどう思っているか、ぜひ教えてほしい」と。

                                   日本コーチ協会
                                   専務理事 桜井 一紀

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源泉徴収税の納付月間です 〜7/12まで相談窓口を開設〜
 商工会議所では、源泉徴収税の特例を受けている方を対象に、源泉徴収税の計算・納付方法についての指導を行っております。今年の納付期限は、7月12日(月)となっております。次のものを持って、お早めに窓口までお越しください。

 
 ※用意いただくもの

 ○ 給与支払い額のわかる物(給与明細の控えなど)
 ○ 平成15年(昨年)・16年(今年)の源泉徴収簿
 ○OCR(光学読み取り機) 専用納付書
 ○ 給与所得者の扶養控除等(異動)報告書
    
 ※お願い

 ○OCR専用納付書は本所に予備がありませんので、紛失された場合はすみやかに所轄税務署にて再発行してもらいましょう。

 ※窓口相談日

 ○土・日・祝日除く、午前8時30分から午後5時まで

 
 ― 源泉徴収制度って? ―

 一般的に、所得税は所得者自身がその年の所得金額と、これに対する税額を計算して、税務署へ申告し納税しなければなりません。
 しかし、サラリーマンや専従者などの給与所得は、給与等の支払い者(事業主)が所得税額を計算し、給与支払の都度その税額を差し引いて支給し、代わって所得税を納めるよう定められています。これを「源泉徴収制度」といいます。
 このため、事業主の方が従業員等から預かった源泉所得税は、すみやかに国に納付する義務が発生します。原則として、源泉徴収した所得税の納付時期は、翌月の10日までに、支払らわなければなりません。

 ― 納期の特例 ―

 源泉徴収の仕組みは、おわかりいただけたでしょうか。しかし、事業規模が小さく専任事務員がいない場合など、毎月納税することは事務負担も多く大変です。
 そこで、給与の支給人数が10人未満である場合は、税務署に「源泉所得税の特例の承認に関する申請書」を提出し承認を受けることにより、年2回にまとめての納税できる特例制度があります。

 ○ 1月から6月までの間に源泉徴収した所得税
              ↓
   納付期限7月10日(平成16年分は、7月12日)

 ○7月から12月までの間に源泉徴収した所得税
              ↓
   納付期限1月10日(平成16年分は、平成17年1月11日)

 ― 納期限の特例 ―

 また、納期の特例を受けている場合、税務署に「納期の特例適用者に係る納期限の特例に関する届出書」を提出し承認を受ければ7月期から12月期までの間に源泉徴収した所得税の納税を、翌年の1月20日へ延長することができます。

 ― 源泉徴収事務の手順について ―
  1. 給与や賞与の計算、交通費など非課税手当の計算
    • 従業員等の毎月の給与支払い明細等から、給与支給額および、交通費等非課税手当の計算をする。
  2. 配偶者、扶養家族などの内容の確認
    • 給与所得者の扶養控除等(異動)報告書を提出してもらいましょう。控除対象となる、配偶者がいるかどうか、また、扶養家族の人数など確認をしてください。
  3. 源泉徴収税額の計算と徴収
    • 源泉徴収税額表より、源泉所得税を導き出します。(毎月の給与支給額より交通費など非課税手当を引いた残額、扶養家族数により税額が変化します)
  4. 税額の納付
    • 納税者番号が印字してある納付書で、最寄の金融機関にて期限内に納付してください。

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